「明るい北朝鮮」キューバ
湿っぽいのは好きでないので、こうゆう場では最後まで"陽気でお調子者の小畑"を演じておこうと思っていましたが
実は僕は幼い頃から、とある病をわずらえています。
それを踏まえて
【思い立ったときが青春だ。】
と僕はこの旅で何度も口にしてきました。
この言葉に隠された本当の意味を今もう一度考えてみると
自分の父親もそうであったから、遺伝子的なものとして考えてよいでしょう。
医学的にまだ僕の病については解明されていないことが多く、ネットではこう呼ばれているみたいです。
厨二病です。
もっとカッコよく、どこかの自己啓発書に載ってるみたいに
【夢を追うのに、何かを始めるのに遅すぎるなんてことはない。】
とか言えばええのに、この口が!!
この口がイカンのか!?
文系学部進学後に理転して理系国立大学院を卒業した。
30代をすぎてからデザインの勉強をして、デザイナーになった。
などのサクセスストーリーとともに、「始めるのに遅すぎるということはない」という言葉はよく紹介されます。
The earliest moment is when you think it’s too late.(もう遅いと感じたその瞬間が、物事をはじめる一番のタイミングである。)
ハーバード大学の図書館に記されている文言です。
ハーバード大学が言うんだから間違いないんでしょうね。
自分も正しいと堅く信じていたから、自分の言葉に置き換えて同義の信念を口に出していたのでしょうが
なら逆に【何かを始めるのに早すぎることなんてないよね?】って思います。
良くも悪くも、我々は強くて美しい者が勝つ実力主義社会の住人です。
つまり弱くて美しくない僕達が全く得をしない社会なので
むしろ今すぐにでも飛び込んで、余りのシード権を獲得しに行く方が得策なのではと。
ということで
夢を追うのに、何かを始めるのに遅すぎるなんてことはない=どれだけ遅くなってもいいよ♪
という"ゆとり教育"の言葉でなく、むしろ
今すぐ行けよ、今すぐやれよ。
って意味に変換できます。むしろスパルタ男塾の教育です。
今回、訪れたキューバは、まさに"今"訪れるべき国でした。
なぜなら、この国が、首都ハバナの景色が、時代が変わる瞬間がまさに今だからです。
オバマ政権時代にやっとアメリカとも国交が広がり、アメリカ資本が入りつつあり、この国が近い将来変わると言われています。
少し前までは「明るい北朝鮮」とまで言われたまだまだ謎の多い、ネットすら通じない1週間の滞在でした。
資本主義国家アメリカと仲の悪い国なイメージと言う人が多いのではないでしょうか?
その実態は
ハバナの植民地時代の古い建物も数多く残る石畳の旧市街。
それよりも僕が一番目を輝かせたのは、1950年台以前のレトロなビンテージカーが現役で走り抜ける道。
ベタな表現ですが、ホントにここだけ、映画で見た過去の世界にタイムスリップしたような感覚になります。
なぜ街中がビンテージカーしか走ってないのか?
アメリカとの国交断絶後、アメリカからの経済制裁を受けたこの国は、自由に車を輸入できなくなった歴史があります。
なので、国交断絶以前に輸入された車を使う意外に方法がない。
修理を繰り返しては、ずっと使ってきたというわけです。
それにしてもキューバ今行くべきだよと言いたいがための前置き長、うわあ何をするヤm
RPGは終わらない。
それでは。