RPGの主人公になってみた結果

世界一周6月18日スタート

アフリカの隠れ里に住む遊牧民に会ってきたんだけど

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もう2ヶ月も髪を切っていないと、繰り返される流行の変遷にも、次から次へと押し寄せる時代の荒波にも負けず飲まれず、一貫して不人気な立ち位置を確立し続ける"きのこヘア"になってしまうわけなんですね。昨日は椎茸と間違われ採集されかけ、一昨日はしめじと間違われ土鍋にぶち込まれかけた。

しかしモロッコの床屋へ足を踏み入れようものなら、採集されて土鍋にぶち込まれるより酷い結末が目に見えている。

というわけで、美容師経験のある日本人バックパッカーに会いたい。

手に職ある人は社会復帰しやすい理論を唱えるなら、旅に出ている美容師は少なくないはすである。この世のどこかを今日も彷徨っているはずある。できるなら、僕の今働いてるゲストハウスに来てくれ。

そんな僕が働く、この町トドラにある山には隠れ里があって、ごく少数だが未だに英語で言うノマド、直訳で遊牧民と呼ばれる民族が住んでいると聞きまして

基本的に辛いことが大嫌いで省エネ運転な僕は登山なんて自分からは進んで臨まないし、誘われても断る、二度目誘われたら気まずい空気を出す。三度目にヤンキーの先輩達を連れて誘いに来て、ようやくしぶしぶ着いていくくらいのモチベーションしかありませんでしたが

ノマドは是非ともこの目で見てみたい。遊牧民って僕らバックパッカーの先輩みたいなもんでしょ。ほら、先輩には挨拶しにいかねぇと。と、その後5時間くらい山道歩くことになるなんて夢にも思わず軽いノリで登山することに卍

ノマドは山奥に住んでるため、町からの物資を手に入れるのも遠出する一苦労。要はチヤホヤされたきゃ賄賂を用意していけと。越後屋お主も悪よのうと言わせてみろと。

というわけで、登山前に近くの商店でお菓子を大量に買っていった。おそらく僕は今頃、町の連中に"飴騒動"とか"砂糖一揆"とあだ名を付けられているんだろなってくらい大量に買っていった。

山を登ること2.3時間。

マジでいらっしゃった卍卍









お菓子という、いやらしくもなく子供ウケするオールラウンディングマテリアルを大量所持した人格者を演じて、隠れ里に無事に潜入成功した僕。お菓子のコストパフォーマンスは凄まじく、随分歓迎されたみたいで、お茶まで出して頂いた。飲んだら150パーセント腹壊すか空飛べるだろってくらい色をしていたのが唯一気がかりであったが。

これまでの旅でよく知らん奴に勧められた飲食物は、怪しくても怪しくなくても絶対に口にしない、相手にむしろ食わせるという圧倒的人格者っぷりを惜しみなく発揮してきた僕も

今回くらい好意は真摯に受け止めようと満面の作り笑顔で飲み干し、里を後にした。その後、激しい腹痛に襲われることはなかったが、今このブログは宙に浮かびながら書いている。

それでは。