海と大地と空と闇の国ヨルダンへ。
名残惜しいけど、体調もモチベーションも回復したのでダハブをついに去り、いよいよ中東の国ヨルダンに入国
え、ヨルダンなんて危なくないの?そもそも入国できるの?
僕も初めてはそう思っていた1人です。
ヨルダンは実は中東の中では最も安全と呼ばれている国なのです。
そして、今回は1人ではなくダハブで、偶然にも同じくヨルダンを目指す仲間を1人、また1人と偶然に出会い、合計4人の仲間がと共に隊を成してエジプトからヨルダンの国境を海路で越えることになりました。船での国境越えは初めてのことで、少しの不安だったにも関わらず僕の心は高揚していたのには理由がありました。
ダハブ滞在中に出会ったお姉さんも、ヨルダンに向かうとのことで、共に行動していた1人であったのですが
その姉さんはとても人柄も良く温厚で、好きとかではないのですが個人的に一緒にいるだけで自然とテンション上がってしまうような人でした。ほ、ほんとに好きとかじゃねーし///
そのお姉さんは猫が好きらしく
1週間ほど前のブログに猫好きを名乗る女は総じて糞ビッチと炎上しても何の文句を言えない自論を豪語していたわけでありますが、撤回する。僕は何も言っていないし、君達は何も見ていない。猫すら愛せない女に人を愛せるか!!
そんな僕ですが、そのお姉さんにホモだと思われていたことがエジプトヨルダン間の国境アカバ港で発覚し、そのままアカブの海に沈んで二度と浮かび上がって来たくない気持ちになりました。
元々僕は、右耳に2つ、左耳に1つピアスをしていました。
インドでタクシードライバーと口論の末、乱闘になった際、左耳のピアスを耳ごと引っ張られ引きちぎられそうになり、その後痛くて左耳のピアスは外し、右耳のピアスも1つどこかの宿に忘れてきてしまってみたいで
いつからからは覚えていないが右耳にピアスを1つして世界を旅する形になりました。
本来、男性は女性を守るために右手で剣を持ち戦うので、右手には何も剣以外、何も持たざるべきと考えられており
右耳に1つピアスは、剣を持たない者、つまり守ってもらう側の証、さらに言えばホモの証だという定説があるらしいのです。
以上の理由からお姉さんは僕のことをホモだと思っていたらしい。
いや、知らねーし。俺、左利きだし。剣とか左で持つし。知らねーし。
僕はやはりヨルダンにいかず、深海で余生を過ごそう。そうしよう。
と拗ねまくっていた僕のところに、ヨルダン人の半分は女性という情報が転がり込んで来たのでヨルダンにやってきました。左耳にピアスを1つけて。
エジプトには合計3週間もいて、かなり長居してしまった感がありますが、エジプトは雲ひとつない澄んだ空が広がっていて、やっぱピラミッドは凄くて、夕日が世界一綺麗で、僕の好きな猫が多い。
これだけの好条件が揃っているにも関わらず、エジプトに苦い思い出が多いのは、僕が出逢った人が外道や下衆が多かったからでしょうか。
具体的に言うとお金に汚く乱暴な人が多いです。
数日前も
100EGPのサンダルを買った際、200EGP渡して100EGP(約600円)のお釣りがくるはずなのですが
お釣りが切らしてるんだ!ケチくせぇこと言うな!もうお釣りいらねぇだろ!さぁ!帰った帰った!
と言われ、お釣り返すまで出て行くかこのド畜生が!!!!と粘っていると
わかったから騒ぐんじゃねぇ!お釣り用意しとくから、数時間後に取りに来い!
(何故上から目線...)
と思いつつ、数時間後取りに行ったら
お店に僕がやってきたのを確認するやいなや、
どこかに消えたなと思ったら
お店のソファで突然眠ったフリをし始め
揺すってもポンポン叩いても起きないのです
(絶対タヌキ寝入りだ...)
そこで、持っていたコーラをかけてみようと、顔に近付けたら
てめぇ何しやがるんだ!!!!!
と、飛び起きました。まだかけてないのに。やはりタヌキ寝入りだったか。
どうも世の中、下衆が掃いて捨てるほどいるらしい。
不条理に耐えられず、諦めて帰りたいと思うことも少なくないが
ブラジルのリオネジャネイロに行くまでは絶対に絶対にやめないし帰らない
クソ世界がああああああ
それでは