RPGの主人公になってみた結果

世界一周6月18日スタート

今、君が戦わなければならない理由

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今、旅を一時中断しグアテマラ中米の国グアテマラスペイン語留学をしている。

 


何がどうなってそんな事態になっているかを語るその前に、どうしてもこの話をしなければならない。

 


僕の大学時代の話だ。

 


僕は以前、外語大の学生だった。外語大というのは専攻の英語に加え、もう1ヶ国語専攻せねばならなかった。

 


入学式、この小畑の隣に座っていた岡田という男がいた(僕は4年の大学生活の中で、彼を大学内で最も面白かった学生十傑として高く評価している)

 


岡田が面白いから、とりあえず岡田と同じ授業を取っておけば、俺の大学生活は面白いはず。全てうまく行くはず。

 


という超論理的思考で、スペイン語を2年間の必修第二言語に選択した。

 


しかし、大きな誤算があった。

 


岡田は授業中かなり真面目だった。

 


授業中はまるで面白味に欠ける人間であった手の施しようのない優良学生であった。

 


岡田のギャグを観る以外のモチベーションでスペイン語を選択していなかったため、聞き慣れない単語や小難しい文法の説明は、当時の僕には耐えられないものであった為

 


入学して1ヶ月半、結論から言うと僕はスペイン語の授業を切った。

 


スペイン語を習得することが目的でなく、卒業のための語学の単位取得が目的だったので

 


頭を柔らかくして考えてみた。

 


これは僕が伸ばすべき能力はスペイン語じゃなくコミュ力ではないか?

 


コミュ力を伸ばし、学友が増えれば、もはや自ら替え玉を名乗り出てくれる聖人だって出てくるのではないか?

 


かくして要所要所において、待ちうる全ての人脈という人脈を巧みに使いこなし、スペイン語の出席、課題、試験等において一度も自分の手を汚すことなく単位を積み重ねていった(今このブログをうちの出身大学の職員達が見てないことを心から祈る。)

 


僕の過去のあやまちを、若かりし頃のヤンチャや武勇伝のように聞かせるためにこれを書いているわけではない。

 


今日皆さんに伝えたいことがある。聞いてほしい。

 


スペイン語ではなく、英語であるが徹底的に語学を勉強してきた僕だからこその意見だ。

 


語学は全ての学問の中で最も、努力が裏切られない科目です。

 


語学は能力。能力は絶対です。君を決して裏切らない。

 


一方で、コミュ力はどうか?これほど実態がなく不透明な一方で、時折超能力的な効果を発揮するアビリティは他にない。君にはこの能力はまだ早い。きっと君を裏切りまくる。

 


一例ではあるが、前述した通りコミュ力に頼ってスペイン語の単位を取りに行った結果、2年コースのはずが最終的に4年かかるという黒すぎる経歴を打ち立てた。

 


外大スペイン語必修生の歴史上、僕こそが最もスペイン語と向き合わなかった男として、来年度大学には僕のモニュメントが建設予定だ。

 


そして無事卒業して4年が経ち今に至る

 


僕は今世界一周している

 


世界一周において1番大事な物は何か

 


情報量である。目まぐるしく変わっていく治安情勢、各国各地でのコスパの良い宿や飯屋のロケーション、営業時間

 


そのためには外国の言葉がわかるようになるが必須だった。

 


そして現在中南米スペイン語圏に入った僕はめちゃくちゃ困っていた。

 


英語が全く通じない。(どれくらい通じないかというとトイレ、バスルーム、ウォッシュルーム、どれも通じなくて仕方なく僕は店員にウンコポーズを見せた。そして店員が慌ててトイレットペーパーをその場へ待ってきた。その場ですると思われたのだ。この僕が。27歳で仮にも世界一お行儀が良いと言われている日本人である、この僕が。)

 


この記念すべき屈辱の瞬間をもって、4年越しにスペイン語を勉強する決意をした。今回は岡田抜きで。自分の意思で。

 


RPGは終わらない。

 


それでは。