RPGの主人公になってみた結果

世界一周6月18日スタート

アスワンからアブシンベルに公共バスを使って自力で行く方法

インドの菌に負け、入院したとかアフリカ上陸初日目に殴られたとか最近の僕のブログが面白ければ何を犠牲にしてもええやんという傾向が強すぎる気がしてなりません。

僕はできたら刺激的とかパンクロックとは縁遠いラブ&ピースを歌って余生を過ごしたいほどの平和主義なわけで

今日は天気が良かったとか、ご飯が美味しかったとか、そうゆうことをブログに書いてもええんじゃないかと思っているわけなんです。

しかし、現実はいつも理想を圧倒します。

現在スーダン国境付近の町に滞在中の僕ですが

さすがアフリカと言うべきか、日中は毎日40度超えの、まさに灼熱の大地

喉が乾いて仕方ない

水を買いに行く

親父「50ポンドだ。」

アラビア語圏は数詞すらアラビア語表記で書かれているものが大半で、こちらが読めないのを良いことに観光客に法外な値を提示してくるケースが多い

しかしエジプトに来て1週間にもなる僕は50ポンドというのが適正価格の10倍だとわかっていました

やっぱいいです。と親父にボトルを返す

すると親父

てめぇ!!!図に乗るなよおおおお!!!!!

と突然キレた親父が僕の顔面目掛けてボトル至近距離から投げつけてきた。

ボトルは頬をかすめて、僕の後ろの壁に激突する

この前の宿主の暴力といい、なんちゅう血の気の多い奴らだ

さすが和製ガンジーも、これを笑顔で受け入れることはできず

控えめに言って、ブチギレ
大袈裟に言って、今からお前を●す

ボトルを拾い、親父目掛けて全力で投げ返す

僕の左腕の放ったボトルは親父から大きく外れて

店内の棚に当たる

ドン!パリーン!ガシャーン!

...

キャーーーーー!
テメーヤリヤガッタナ!
オタスケヲー!
アイツハドコヘニゲター!

なんてことがありました。

僕はクソです。ですが、あの親父はもっとクソです。反省はしていますが、後悔はしていません。どうもすいませんでした。

雑談はこの程度にして、今日は僕自身もネットで一生懸命探していましたが、結局ネットに載ってなかった情報を手に入れたのでバックパッカーの皆さんに向けてシェアしたと思います。

現在はスーダンの国境付近にいる僕ですが

何故こんなところにいるのかと言うと

アブ・シンベル神殿を見るために遥々やってきました。

ところがこの神殿、相当へんぴなところにあるため自力では行き辛いらしく、ツアーで行くのが定石ということで僕自身もツアーを予約していましたが

なんとあまりの人が集まらないからという理由でツアーがキャンセルに。

予約してたのに今日は人少ないからやめようぜ!って...さすがアフリカ。何でもありだな。

でも今日どうしても行きたい。

というわけでネットにもガイドブックにも載っていない公共バスに乗ってアスワン(僕の宿のある町)からアブ・シンベル神殿を目指すことに。

ツアー価格が230EGP(約1400円)に対し

バスはたったの60EGP(約350円)

これで本当にアブ・シンベル神殿まで行けたらバックパッカーとしては世紀の大発見だな。これブログに書いたらバズるどころか神話化するまであるなと、半信半疑でバスに乗り込み砂漠を走ること4時間。

本当にアブ・シンベル神殿に着けました。

うわああああ、まじかあああああ

勝利を噛み締め拳を振りかざす。

振りかざした拳の影の他にもう一つ別の何かの影が僕の背後を通り過ぎる。

乗ってきたバスは、そのままアスワンに引き返すのは調べて知っていた。そしてそれが本日の最終バスなことも調査済みだった。

ただ時間だけが不確定だった。とはいえ、今昼の13時だぜ?もう最終バス?あ、行った。帰れない。どうしよう。

とりあえず全て忘れてアブ・シンベル神殿を観光することに。切り替えが早いのは僕のバックパッカーとしての才能と自負しています、はい。

観光も終わり、さてどうやって帰ろう。しかもこの辺りは英語もあまり通じない地域。

こうゆう時、僕は決まってある行動に出る。

アスワーーーーン!
アスワーーーーン!

と大声で呼びかけながら町を歩く。

一人ずつに「あの、すいません。お尋ねしたいのですが」とかやるのは日本ならまだしも海外の特に英語が通じない地域では非常に効率が悪い。とにかく大声で行きたい目的地を叫ぶ。

すると

おっさん「お?なんだ?お前アスワンに行きたいのか?バスはもう今日はないが、乗り合いバンなら定時じゃないが、人が集まり次第アスワンに行くのがあるから、そこで待っとけや」

と教えてくれた。やったぜ。

これでツアーじゃなくても行きの公共バス(朝8時アスワンバスターミナル発)と帰りの乗り合いバン(時間未定)で日帰りで個人的にアスワンからアブ・シンベル神殿に行けることを証明できた。

このブログを立ち上げて1ヶ月半になるが、ついに僕が有益な情報を述べ始めた。他の動物と人の1番の違いは何だろう?

人は、より容易に、そして大きく成長する生き物なのである。

とか言ってると、生物の進化学の博士とかの物議をかもしてせっかく良い情報の詰まった神回なのに炎上しかねんので今日はここまで。

明日もう少しアフリカっぼいところを散策してカイロに戻りイスラエルとヨルダンを目指します!

それでは。