ブチギレ再び!?関西育ちの口の巧さで嘘つきインド人を倒せ!!
インド人はしつこい。
どんなに客引きを断っても、付いてくるし話しかけ続ける
非暴力不服従、和製ガンジーとも名高い僕はあくまで温厚に解決を求める。
でも走って逃げてもバイクで追いかけてくる
ガンジーの名を捨ててブチギレて総量13キロのバックパックぶん回して初めて退散して頂ける
ただ5メートル進むと、さらに別のインド人が話しかけてくる
ガンジーの面影なくブチギレて道端に落ちてる鉄パイプ振り上げて初めて退散して頂ける
これを1日続けると体力がもたない
彼らは嘘つきが多い
なので、僕も嘘をついて身を守ることが多々ある。
〜繁華街にて〜
「おお!心の友よ!うちの店は安いよ!何かほしいものはないかい!?さぁ!さぁ!さぁ!」
(また来たよ...よぉし、見てろ)
「ああ...でも僕...財布無くしちゃってさ(大嘘)」
「だからもう何も買えないんだ...ごめんよ(大嘘)」
必死で悲しい顔を作って笑いを堪えていた。我ながら迫真の演技だったと思う。
「え!?それは大変じゃない!?警察に行ってみようよ!
「え!?い、いや...それは大丈夫!どうせ見つからないから!」
「そう?お兄さんいつ日本に帰るの?財布無くして、宿代とかないなら、うちに泊まってもいいか、うちの親に聞いてみるよ。」
「いや!全然大丈夫!全然ほんとに大丈夫!日本人嘘つかない!大丈夫と言ったら嘘偽りなく大丈夫!」
「わかった。じゃあこれ僕の連絡先。何か困ったこととかあったら連絡してきてくれよ!もう僕たち友達だからね!じゃあ!」
神の町ブッタガヤが僕の涙に沈みました。
私はこの町1番の悪です。お釈迦様が仏教の基礎を作った町でなんたる愚行。
信じるものは救われる。おっしゃる通りですお釈迦様。私ももう少し人を信じてみようと思います。
こうしてまた少し大人になった僕でした。
〜翌朝〜
ついにガンジス川のある街、バラナシに早朝の長距離バスで向かう。
ガンジス川に行くのは世界一周を決心する前からの僕の夢だったので、凄くテンションが上がっていた。
子供の頃、ガンジス川の写真を見ただけで、こんな面白い世界があるのかと心踊ったのを今でも覚えている。
ウキウキしながらチェックアウト
聞いていた通り100ルピーを差し出す
「ああ"ん?なんだこりゃ!?」
「いいか!100ルピーはWi-Fi代金だ!部屋自体は1晩で650ルピーだ!」
!?!?!?!?!?!?ヾ(o✪‿✪o)シ♪!?!?!?!?!?!?!?
インドでは最初定義された料金と、サービス後に請求さらる料金が数倍違うことが多い
ただまさかボランティア精神の元に発足した学校宿泊でこの事態は予測していなかった。そもそもWi-Fiあるとも知らなかった。
迷える子羊達に教えを解きつつ、さすらいの旅人にgive and takeをで成り立つ醜い世界の法則を無視して身体を休める場を提供してくれる。
そんな愛を真摯に受け止めようとエアコンもない蒸し風呂に泊まってたってのに、650ルピーはない。平均的な安宿の倍やないか。かくなる上は子供達を(略
まだ暗がりの寝起きの中、学校職員とフルスロットルで大喧嘩になる
信じるものは救われる。おっしゃる通りですお釈迦様。私ももう少し人を信じてみようと思います。←この時の自分に目を覚ませとバケツいっぱいの水をかけてやりたい。
バスの時間が迫っていた。
それを知っていたのか、向こうは全く折れない。微動だに動かない。あれぇ!?起きてる!?朝早くにチェックアウトしすぎたぁ!?
頭おかしい。
これでは本末転倒と仕方なく、これで子供達にはせめて良い授業してやれよ聖職者さんよおおお!!!!と提示されたお金をバンッと払う。
650ルピーの部屋を二人で割って、一人325ルピー。お釣りが200ルピーになるように525ルピー渡す。
お釣りが何故か100ルピーだけ返ってきた。
アタマオカシイ。
バスがやばい!!!!!!
お釣りをちゃんと返せと訴える
これくらい難しい顔をしたいた
ATAMA OKASHII
10秒ほど考えて「あ〜!」とお釣りを渡す
やればできるじゃないか!正解だ錬金術!
時間を食ったので走ってバスの停留所へ向かい、なんとか乗り込む。
バラナシまでバスで7時間らしい
昨日泊まった学校の中は蒸し風呂状態であまり寝れなかったので、バスの中で寝れるなと踏んでいた。
ところが、その僕の考えがインド名物ラッシーという甘いヨーグルトみたいな飲み物より甘い考えだと知ったのは、バスに乗り込んで数十分後
どんどん乗り込んでくる人、人、人、人
バスの中はぎゅうぎゅうになり蒸し風呂状態シーズン2に
汗でベタベタのインド人おっさん達と0距離で、もうこれ自分の汗なのかこいつらの汗なのかうおおえええええええええええ
バラナシについたらまたガンジス川のことでも書きます。僕は絶対に川の中には入りませんが。
それでは。